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Vol.002 - 2010年10月03日

南海病院は、緊急または重症の患者さんを中心に受け入れる急性期病院ではありますが、一日でも早い病気の回復のお手伝いとして「癒しの療養環境づくり」をはじめ、さまざまな取り組みをしています。ハード面の整備だけでなくソフト面での取り組みが、今後の医療にますます必要になると考えるからです。
厳しい医療現場ですが、「笑い」は健康にとても良い作用を起こしてくれます。ストレスを解消し、血流の改善や免疫機能を高める効果も期待できそうです。先日、東京で活躍中のイラストレーター、村岡ケンイチさんを招いて、院内で「似顔絵セラピー」を開きました。
村岡さんは患者さんが元気 だったころの話を聞きながら、イメージを膨らませて似顔絵を完成させていきます。
彼は、似顔絵には「笑いの空間」や「形に残る思い出」を作る力があるといい、似顔絵を通して患者さんの笑いを引き出して、素晴らしいコミュニケーションを生み出しています。
実際、患者さんの顔に次第に笑みが広がり、完成した瞬間の笑顔は本当にすてきでした。笑顔とともに、また頑張ろうという気持ちを持っていただけだったようです。
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